高配当株って何?

学ぶ

そもそも投資をしたことが無い、高配当の意味も分からないという方もいるかしれません。
簡単に高配当株の説明をさせてください。
まず配当金って何なのという説明させていたします。

配当金

配当金とは

企業が利益の一部を株主に還元するために支払うお金のことです。配当は、1株あたりの金額(配当単価)と、支払われる時期(配当期)が決まっています。

もちろん米国株や投信でも配当があったりするのですが
ここでは分かりやすく日本株に絞ってお話しいたします。

証券会社によっても変わってきますが、購入できる株というのは約3,000〜4,000銘柄あります。
その全てが配当金を出しているわけでもなく、配当を出す余裕がない企業だったり、事業の投資に重きを置いている企業は配当がないところも沢山あります。

また配当金は、企業の業績が悪化すると減配または無配になる可能性があります。そのため、配当収入を安定的に受け取りたい場合は、財務状況や経営基盤が安定している企業を選ぶようにしましょう。

そして重要になってくるのが配当利回りです。配当利回りが高ければ投資に対するリターンも高くなります。

配当利回り

配当利回り

配当利回りとは、投資した金額に対してどのくらいの配当をもらえるかを示す指標です。
計算方法は
配当利回り = 配当金額 ÷ 投資金額 × 100%
となります。

例えば高配当で有名な「JT」配当と100株購入した際の配当利回りを見ていきましょう。

2023年11月15日現在の株価3,750円で
100株購入すると375,000円

1株あたりの配当金は
中間配当=94円
期末配当(予想)=94円
年間配当(予想)=188円となっております。

配当利回りの計算式に当てはめると
188円 ÷ 3,750円 × 100% = 5.01%

100株購入しているので年間18,800円配当金が入ってくることになります。
(※実際にはNISAじゃなければ税金が引かれるのその話はまた今度にします。)

個人的には4%を超えると十分高配当に属しても良いと思っているので、かなりの高配当ですね!
その上でこの銘柄が今後も配当が増えていくのか、廃止されないのかを見極めていくことが大事になってきます。

高配当株のメリットとデメリット

そして高配当だと何が良いのかですが、いくつかメリットがあると思っています。

■高い配当収入が得られる
配当利回りが高いため、投資した金額に対して高い配当金を受け取ることができます。そのため、投資による収入を増やしたい場合に適しています。

■値動きが緩やかである
配当を重視する投資家から人気があるため、値動きが緩やかである傾向があります。そのため、値動きの激しい株式に投資するのが不安な場合に適しています。

■底値がある程度決まっている
配当を継続的に支払う必要があるため、株価が下がりすぎると経営が難しくなります。そのため、株価が大きく下落しても、底値がある程度決まっている傾向があります。

もちろんデメリットもあります。

■減配や無配のリスクがある
企業の業績が悪化すると、配当を減配または無配にする可能性があります。そのため、配当収入を安定的に受け取りたい場合は、注意が必要です。

■株価が割高になる傾向がある
配当利回りが高いため、割高になる傾向があります。そのため、投資する際には、割高になっていないか注意が必要です。

配当金でお金をゲットすることを「インカムゲイン」と言います。
株価の売買でお金を得ることを「キャピタルゲイン」と言います。
減配や無配になったときには株価が下がりやすいので、インカムゲイン狙いで購入したのに株価が下がってしまうのはとても悲しいですよね。。

そうならないためにもどのような投資を心がけていけば良いのか、どういう銘柄を狙っていけば良いのか、そして私の実績を元にしながら今後色々お話しできれば良いと思っています。