タイトルの通り、Youtubeチャンネル「【投資家バク】高配当・増配株で目指せFIRE」の登録者数約10万人を誇る、高配当投資家バクさんとのコラボレーションインタビュー記事です!
インフルエンサーとして活躍されているバクさん。人気動画の再生数は約30万! 投資生活の中で「見たことある!」という読者の方もいらっしゃるかもしれません。
実は「配当キング」もX上で交流があり、配当キングのクラファン挑戦にも応援メッセージをいただきました!この機会に「よりお近づきになりたい!」とインタビューのお願いをして、二つ返事で快諾していただきました。他では聞けないバクさんの貴重な投資手法や投資失敗談を中心に、パーソナルな部分まで赤裸々に語ってくださったので、載せられることに絞ってますが(笑)ぜひご覧ください!
バクでも稼げる高配当・増配株投資
積立NISA・iDeCoでは物足りない。だけど過度なリスクは負いたくない――。「攻め」と「守り」のバランスに優れた「高配当・増配株投資」が最適解。失敗しない銘柄選び、決算書の拾い読み、ファンダメンタルズ等の押さえておきたいポイントを、インフルエンサー投資家バクが漫画とイラストでやさしく解説。
副業で情報発信・名前の由来は奥さんがきっかけ
ー まずは簡単に自己紹介をお願いいたします。
現在IT企業に勤めてフルタイムで働きながら、副業としてYouTubeを中心に高配当株の情報発信を4年くらい続けてます。
今では企業様セミナー・書籍の執筆・web記事作成など幅広く活動しております。
ー バクさんのアイコンと名前の由来もお伺いしてよろしいでしょうか。
初めは特にバクなどは使用せずにYouTubeなどで発信していたのですが、収益化が出来たタイミングで何かアイコンをつけたいと思い始めました。
動物系アイコン利用者が多く、覚えやすかったということもあり、妻が好きなバクを使ってみようと決めました。
ー 自分の名前と掛けてバクのキャラクターを利用されているのかと思ってました笑
いえいえ笑
そういうわけではなく、妻がバクを好きだったということがきっかけですね。
バクを使うYouTuberさんもいなかったし、覚えやすそうだったので。
投資を始めたきっかけ・初めて買った株・最初は失敗ばかり
ー ここからは投資についてたくさん聞かせてください!まず、投資を始めたきっかけ・投資経歴について教えてください。
社会人2〜3年目くらいに友人が証券会社を設立したことをきっかけに、自分も投資を始めました。
投資経歴は約10年になります。大体2013年くらいから始めたと思います。
当時は投資に対する知識もなく、「投資=ギャンブル」という認識でした。
また、当時もIT企業に勤めていたのですが、毎日終電・毎週休日出勤は当たり前のところに勤めていたので、一刻も早くブラック企業から抜け出し、「一攫千金狙いたい!」という意識もあったと思います。
ー (僕もほぼ同世代同業種なので・・そんな時代でしたよね笑)初めて買ったのはどんな株でしたか。
いわゆる“ハイパーグロース株”というもので、ガンホーという1年で100倍も値上がりした銘柄を買いました。
色んな雑誌でも取り上げられていて「この株、買っておけば間違いないんじゃないか」と思って購入しました。
ただ、購入したところがほぼほぼ天井で・・笑
半額くらいになって売ったのが最初の取引でしたね・・
<3765>ガンホー伝説
2012年12月期のガンホーは、経常利益が前年比6倍の驚異的な成長率を記録。
株価も大きく値上がりします。2013年5月には1万6,330円の高値を付け、1年前の安値(142.7円)から114倍へと上昇しました。
そして、パズドラ公開から1年3ヶ月で株価100倍になりましたが、ピークを過ぎると売上は徐々に低下。業績も減収減益が続く状況となり、株価は1万6,330円を頂点に下げ続けています。1年後には約半値になってしまいました。
ー そこで投資をやめなかったんですね。
今では発信活動をしたりしてますが、当時はパチンコやスロットで毎週遊んでおりまして笑
ギャンブル思考がとても強かったのと、一刻も早くブラック企業から抜け出したいという想いで、一攫千金を狙っていましたね。
なのでディフェンシブ銘柄とかではなく、ギャンブル銘柄を主に取引していました。
他にも為替やFX取引にも手を出したりを、コロナショックくらいまで続けていた感じですね。
ー なるほど!確かにギャンブル思考が強い方は負けても取り返せば良いと思ったりしますよね。(私もとても共感できます・・)でも余剰資金で投資をしていたんですよね。
おっしゃる通りです。
ブラック企業に勤めてはいましたが、残業代はしっかり出てたので。
長時間労働が幸いし、同年代よりも給料は若干いただいていた方じゃないかなと思います。
他に使うこともないので、投資に回しては負けを繰り返してました。
アベノミクス相場に全く乗れずにいましたね笑
バクさんの現在の投資手法
ー 保有銘柄を事前に共有していただきましたが、今はもう過去の経験から全く違う手法を用いてそうですね。
はい、そうですね。
インデックス投資や高配当株投資を知ったのも、コロナショックの頃でした。
その頃から色々学び始め、分散投資が大切だとか、高配当株の選定方法などを見つけていった感じです。
ー 失敗の経験はとても貴重ですよね。
自分が失敗してきているからこそ、分散投資が大事だと今は声を大にして言えますね!
ー 過去には失敗も経験してきたということですが、現在のバクさんの投資手法の特徴はありますか。
こちらにはインデックス投資は含めていないのですが、インデックス投資と高配当株をメインに投資しています。
インデックス投資で老後資金が賄えるようにしておいて、余剰資金の中で高配当株に投資をしています。
ー 銘柄比率を見るとVYMの割合が多いですね。
そうですね。
VYMが増配率的にも株価的にもリターンが多いかなと思って投資してます。
アメリカのETFはVYM一本でいいかなと思ってます。
他日本の高配当株に投資しているのは、気になっているETFがないというのもありますが、自分が分析が好きというのもあって、自分なりのポートフォリオを作っている感じです。
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)
バンガード社が提供しているETFで、米国株式市場に上場された400銘柄以上の高配当株式が組み入れられています。
高めの分配金や分散投資効果、低い経費率から、中長期での安定投資を目指す方におすすめの銘柄です。
ー 毎月一定額を買い増ししている分散投資でしょうか。
基本的には相場が落ち込んだタイミングだけ購入するようにしてます。
配当利回りが高いというのはもちろん見ますが、利回りだけではなく業績がしっかり伸びているところで、配当金も安定感があるところを選択していますね。
ー そうなると、特にセクターを意識してないのでしょうか。
結果的にセクターは分けてはいるんですけど、色んな企業が良いなと思った時に分散投資していくと、セクターも自ずと分散されていきますね。
セクターによって上下するタイミングがずれてくるっていうのがあるので、下がってきた株やセクターを拾っていくと、広く分散されたセクター割合になるイメージです。
ー 資産は非公開となっていますが、毎年どのくらい投資するか教えていただくことは可能ですか。
お伝えできるのは、現在の年間配当額が100万円くらいというところまでですね。
ー 投資手法で一番気にしていることは何ですか。
私の中で一番重要で気にしているのはEPSですね。
EPSがどれだけ伸びてきているのか。株価や他の指標と照らし合わせながら見ていきます。
もちろん財務や収益性、配当金や非減配率などもチェックしますし、株主還元方針もしっかり見ます。
ー 最近DOEを意識した決算発表が増えてきたかと思いますが、こちらも意識していますか。
そうですね。
DOEは配当金の安定感を示す指標としてはとても重要だと考えています。
ー 配当性向が高くても、DOEが安定していれば投資候補に入ったりしますか。
そうですね。
ただ配当性向が高いからと言っても投資候補から除外することはないですね。
企業の業態やビジネスモデルによって景気に大きく左右されやすいこともあるので、一過性で配当性向が高いからと言って購入候補から外すということもないですね。
視聴者さんの応援が一番のモチベーション
ー 今はセミナーや登壇などでも活躍されていると思いますが、一番力を入れて定期的に発信しているのがYouTubeかなと思います。なぜYouTubeをメインに活動しているのでしょうか。
情報発信するプラットフォームはXだったりInstagramがあると思いますが、自分が持っている情報を発信して広告で稼ぐことができる一番まともでやりやすいプラットフォームだと思っているからです。
例えばInstagramでフォロワーが集まっても一銭も発生せず、企業様の案件を取り扱ったりすることで収益を出すことはできますが、他の宣伝もしないといけないことになってしまうからです。
そこでジレンマを抱えてしまうこともあるので、YouTubeは自分が好きなことを発信して、気に入っていただければ視聴者さんが増え、そこで広告収入が発生するというのが今の自分にはベストだと考えているからです。
ー 最初のお話にもありましたが、フルタイムで働きつつYouTubeを続けていくことは大変じゃないですか?スタッフさんも雇っているのでしょうか。
今は最低でも週に一回は新しい動画を配信しています。
完全に一人でやっていますね。1つの動画で約5時間ほどかかります。
平日に約1時間程度を費やしている程度なので、時間は暇を持て余すくらいですね。
普段はNetflixを見たり、しっかり自分の時間も確保しながらストレスなくできていると思います。
なのでYouTubeの為にがっつり時間を取って頑張って制作しているという感覚は自分にはありません。韓国動画とか毎日2〜3時間くらい見てますよw
ー YouTube以外にもセミナーとか書籍などの活動もあるので忙しそうですよね。
私自身ITに携わっていることから、効率化というのは常に意識しております。
YouTubeの配信はGoogleスライドを使用しているのですが、スプレッドシートでデータをまとめて、スライドに自動連携できるようにしています。
ボタンひとつで企業の内容をガラッと変えるようにしたりすることで時間を短縮するようにしています。
また、YouTubeの話が続いてしまうのですが、30分一発取り・ノーカット・ノー編集でやってるので、編集に時間を使わずにコンテンツの中身で勝負しています。
少し噛んでしまったり、間違っても気にしません!
YouTube【【投資家バク】高配当・増配株で目指せFIRE】紹介
ー 視聴者様からの反応はいかがでしょうか。
「すごい参考になった!」と言っていただけることも多く、視聴者さんの応援が一番のモチベーションになっていますね。
もちろん収益が出るということも大事なのですが、「参考になった」「ここを一番見てます」などのコメントをいただけることが、大きな原動力となってます。
セミナーとかでもリアルに視聴者さんとお話する機会に、ありがたいお言葉をいただけることはやりがいになっています。
バクさんが愛用している投資ツール
ー 視聴者様からの反応はいかがでしょうか。
企業の財務・業績の分析は「IRバンク」さんを利用しています。
他に買い時などを図るツールとしてマネックス証券さんの「銘柄スカウター」や「バフェット・コード」さんを利用しています。 「バフェット・コード」さんは最近有料版を利用するようになりました。
資産の管理というところでは「マネーフォワード」さんを利用してます。
いわゆる投資信託を含めた資産管理は、他にも「ロボフォリオ」さんを利用しています。
「ロボフォリオ」さんは証券口座連携がとても便利ですし、登録している企業の決算通知が届くので愛用しています。
ー ありがとうございます。全部私と同じでした笑
今後のバクさん
ー 今後のバクさんの活動予定を教えてください。
ちょうど書籍の第二弾の出版が決まりました!
来年春頃に出版予定となっています。
企画がやっと通ったので、これから中身を細かく精査して良いものを世に出したいと思っています。
ー 第一弾はいつ頃発刊されたのでしょうか。
2023年5月です。
ありがたいことに、5刷りすることに至り、好評をいただきましたね。
バクでも稼げる高配当・増配株投資
積立NISA・iDeCoでは物足りない。だけど過度なリスクは負いたくない――。「攻め」と「守り」のバランスに優れた「高配当・増配株投資」が最適解。失敗しない銘柄選び、決算書の拾い読み、ファンダメンタルズ等の押さえておきたいポイントを、インフルエンサー投資家バクが漫画とイラストでやさしく解説。
ー ズバリFIREを目指していますか!?
もちろん目指したいとは思っていますが、何を持ってFIREとするかですね。
今の副業を中心としていく生活も可能ですが、現在勤めている会社に不満もないですし、負担もないのでしばらくは本業と副業を同時にしていくのがベストかなと考えています。
趣味みたいなものが何もないので笑
本業を辞めてしまうとバランスが崩れるかもしれないですね。
バクさんから最後にメッセージ
ー この記事を見ていただいた方にお伝えしたいことはありますか。
私は副業しつつ高配当株投資をすることで人生が変わった、というのは大袈裟かもしれませんが、「投資」というものはそれだけパワーがあると思っています。
一方で、投資初期の頃はギャンブル投資で、地獄みたいなことも起こり得るので、表裏一体だなと実感はしてます。
ただ、しっかり分析して、しっかり自分の投資指針を定めていけば納得できるリターンも手に入り、満足感も得られるということは、皆さんにもお伝えしておきたいと思います。
インタビューはここまでです。
バクさん、お忙しい中インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!
最後に
実はインタビュー以外にも聞きたいことがたくさんあったので、予定を大幅にオーバーして90分も会話させていただきました笑 でもバクさんは嫌な顔一つせず、そんなことまで答えてくれるんですか!?というところまで話していただきました・・! (今回のインタビューでは載せられない事ばかりなので、バクさんの許可が下りるまでは私の中に収めておきます)
投資手法のみならず、副業で稼ぐライフスタイルまで語っていただき、とても貴重なインタビューとなりました。 形は違えど、同じ投資の世界で切磋琢磨するインフルエンサーとのお話の機会は、私自身もとても刺激になりました。
読者さんにとっても、少しでも投資生活の参考になれば幸いです。