トランプ効果で株価上昇?配当も魅力的な日本銘柄

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アメリカの政治情勢が再び注目を集めています!

ドナルド・トランプ前大統領の支持率が急上昇しており、再選の可能性が高まっています!
トランプ氏の再選が現実となれば、アメリカ国内のみならず、世界経済にも大きな影響を及ぼすことが予想されます。
特に株式市場への影響は無視できません。
過去のトランプ政権時代には、積極的な経済政策や企業優遇策が株価の上昇をもたらした経緯があります。

このような背景から、日本市場でもその恩恵を受けることができる可能性があります。
この記事では、トランプ氏の再選が現実化した場合に株価が上がる可能性があり、かつ配当も魅力的な日本株をご紹介します!

JFEホールディングス(5411)

日本を代表する総合鉄鋼メーカーであり、エンジニアリング、商社、物流など 多岐にわたる事業を展開しています。2002年に川崎製鉄と日本鋼管が合併して設立されました。

前回当選時のチャート

JFEホールディングスは、前回のトランプ大統領当選時に株価が上昇した銘柄の一つです。
これはトランプ氏が掲げた大規模なインフラ投資計画により鉄鋼需要が増加するとの期待からでした。
また、規制緩和や貿易政策の見直しも同社の業績にプラスの影響を与えると考えられていました。

投資指標

セクター:鉄鋼
株価 2,162円 (2024年7月24日時点)
PER 6.25倍
PBR 0.56倍
配当利回り 5.09%
1株配当額 110円

直近2年分のチャート

JFEは環境対応技術の開発に積極的です。
特に、CO2排出削減技術やリサイクル技術においてリーダーシップを発揮しています。
今後環境規制が厳しくなる中で、JFEの環境対応技術が一層重要になると考えられます。
また、鉄鋼業以外にもエンジニアリングや都市開発など多角化した事業展開がJFEの強みといえます。

トランプ氏が再選した場合、経済政策が米国経済にプラスの影響を与え、結果としてグローバル経済が好調となれば、JFEにとっても好材料となり得ます。
特にインフラ投資の拡大などが前回のトランプ当選時同様に日本の鉄鋼需要を押し上げる可能性があります。
懸念として、貿易政策によって関税の導入を推進した場合、日本の鋼鉄業界に対して完全が強化せれる可能性があり、輸出業績にネガティブな影響を与えるかもしれません。

クリヤマホールディングス(3355)

様々な事業を展開する持株会社です。
主な事業内容は、工業用ホースや樹脂製品の製造・販売など、グループ会社を通じて、
国内外での事業活動を行っており、多岐にわたる産業分野に製品を供給しています。

前回当選時のチャート

こちらの銘柄も、インフラ投資計画に対する期待から株価が上昇した銘柄のひとつです。
鉄鋼需要が増加する見込みが株価にプラスの影響を与えました。

投資指標

セクター:卸売業
株価 1,225円(2024年7月24日時点)
PER 7.27倍
PBR 0.57倍
配当利回り 3.67%
1株配当額 45円

直近2年分のチャート

クリヤマホールディングスは、高機能素材とエンジニアリングプラスチックの分野で優れた技術力を持ち、自動車や電子機器、産業機械向けに幅広い製品を提供しています。
また、グローバル市場にも積極的に進出し、リスク分散と収益確保に成功しています。

トランプ氏が再選した場合、米国のインフラ投資が拡大することで素材需要が増加する可能性がありますが、関税政策の強化が輸出に影響を及ぼすリスクもあります。
技術革新の推進によって新製品開発の機会も広がり、競争力の強化が期待されますが、貿易政策の動向には注意が必要です。

ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)

ウルトラファブリックス・ホールディングスは、高品質な合成レザー素材を開発・製造し、
自動車やインテリア、ファッションなどの分野で使用される製品を提供しております。

前回当選時のチャート

トランプ政権が掲げた国内製造業の強化政策が、同社の事業にプラスの影響を与えるとの期待からです。 同社は高性能なファブリック製品を提供しており、特に自動車や家具業界での需要が高いことが 株価上昇の一因となりました。

投資指標

セクター : 科学
株価 1,198円(2024年7月24日時点)
PER 7.78倍
PBR 1.18倍
配当利回り 3.67%
1株配当額 39円

直近2年分のチャート

ウルトラファブリックス・ホールディングスは、高性能合成皮革の開発と提供に強みを持ち、自動車、家具、航空機、医療用などの分野で高い評価を得ています。持続可能性にも力を入れ、環境保護に貢献しています。また、北米、ヨーロッパ、アジアでのグローバル展開により安定した収益を確保しています。
最近、株価が下がった理由としては、業績見通しの修正、競争の激化、経済の不安定さが影響していると考えられます。しかし、前回トランプ氏が当選した際に株価が上昇した銘柄の一つであるため、再び期待が持てるかもしれません。

今回、トランプ氏が再選した場合、米国のインフラ投資が拡大し、合成皮革の需要が増加する可能性がありますが、関税政策の強化が輸出に影響を及ぼすリスクもあります。一方で、環境規制の緩和と持続可能性への関心の高まりが、ウルトラファブリックスの製品需要を押し上げることが期待されます。

川崎重工業(7012)

日本を代表する総合重機メーカーで、船舶、航空機、鉄道車両などの輸送機器を中心に多様な事業を展開して います。長年にわたり技術革新を追求し、グローバルな市場で強固な地位を築いています。

前回当選時のチャート

トランプ政権下でのインフラ投資増加や防衛関連支出の拡充が期待され、 輸送機器需要が高まるとの見方が株価を押し上げました。

投資指標

セクター : 輸送用機器
株価 5,407円(2024年7月24日時点)
PER 11.61倍
PBR 1.43倍
配当利回り 2.59%
1株配当額 140円

直近2年のチャート

川崎重工業は、航空宇宙、鉄道車両、エネルギー設備、造船、バイクなど多岐にわたる事業分野で強みを持ち、高い技術力と信頼性で世界的に評価されています。特に、先進的な技術を駆使した航空機エンジンや高速鉄道車両、エネルギー効率の高い設備の開発においてリーダーシップを発揮しています。

トランプ氏が再選した場合には、貿易政策や関税の引き上げ、環境規制の緩和が予想されます。これにより、川崎重工業の鉄道やエネルギー分野のビジネス機会が増加する可能性があります。また、インフラ投資の拡大が進むことで、同社のプロジェクト受注機会が増加し、成長を促進するかもしれません。環境規制の緩和は、製品開発の柔軟性を高め、新技術の導入のチャンスを提供する可能性もあります。

しかし、すでに川崎重工業の株価は、防衛省向けの航空分野需要の増加や四輪バギーの生産量増加により、2025年3月期の純利益が前期比で3.1倍になる見通しを発表したことから顕著に上昇しており、かなりの高値を記録しているため、これ以上の大幅な上昇が見込まれるかどうかは、期待しにくい状況かもしれません。

まとめ

配当キング
配当キング

トランプ前大統領の再選が現実となれば、アメリカの経済政策の変化が世界市場に影響を及ぼす可能性があり、特に日本市場もその恩恵を受けるかもしれません。本記事でご紹介した4銘柄は、トランプ氏の再選に伴う株価上昇の恩恵を受ける可能性があります。なお、バイデン大統領が撤退を表明し、カマラ・ハリス氏がトランプ前大統領と対決することになったことで、トランプ氏の再選確実視されていた状況が不透明になっています。今後の動向に注目しながら、投資判断を行う際の参考としてご活用ください!